『サムライうさぎ』は、「週刊少年ジャンプ」で連載中の福島鉄平による少年漫画です。
本作品は15才の下級武士の夫婦を軸にした時代劇であり、下級武士の視点で江戸時代の上級武士が規範としている権威的な「武士道」というものを懐疑的に描いている物語です。最初から結婚をしているという設定は、少年漫画では大変珍しいところです。
で、そのあらすじは、江戸時代で、頂点に立つ身分ながら、多くの侍は縦社会の圧迫や体面にとらわれて厳しい生活を送っています。立派なサムライを目指す主人公の宇田川伍助は、理不尽な理由から父と兄を次々に失い、家を継ぐことになり、上司の機嫌を気にしながら働いています。そして先輩の紹介で志乃と結婚し、出世して妻を幸せにするために、剣術道場で腕を磨きます。
しかし、この剣術が身分の差のために、他人の昇進の踏み台に利用されることに絶望を感じ、悔しい思いで悩むとき、志乃の見せる自由奔放な姿から、窮屈な侍の世界に見切りをつけて、志乃のため、また自分のため、くだらない体面・見栄を捨て自由に生きることを目指して、天下一の剣術道場を開くことを決意するというストーリー展開になってゆきます。
うさぎが、象徴的な動物として登場します。志乃が内職で作っているお面の為にデザインしたうさぎで、物語の初期には一般的な耳の立ったうさぎの面も作っていますが、物語が進んでからは必要に応じて耳の立ったうさぎの面も作っています。
2007年14号から連載中です。目の離せない、内容ですよ。